開示:*Multicoinは、自身の投資活動に関連する利益相反を識別、効果的に管理するために合理的に作成された書面による方針および手順を確立しており、維持、実行しています。Multicoin Capitalは、この記事の公開から72時間(「No Trade Period(非取引期間)」)の間、この記事で取り上げている資産についての「No Trade Policy(取引を行わない方針)」を順守しています。役員、取締役または従業員は取引禁止期間中、前述の資産を購入または売却してはいけません。Multicoin Capitalはこの記事の公開時点で、Kadena、Near、Solana、Dfinity、Keep、dfuse、The Graph、Livepeer、Arweave、Codaのロングポジションを保持しています。*
1年前、私はWeb3スタックについて、その当時の自分が理解していたように説明しました。
以来多くを学び、エコシステムも進化してきたため、Web3スタックを更新することに決めました。
2018年版はWeb3スタックについての一例を視覚化した平面図にすぎませんでしたが、2019年版ではWeb3スタックを一連の相互運用可能なネットワークとして説明することを目的としています。このために、2019年版を4つのイメージ(+ボーナス)で構成しました。まず小さな視野から始め、そこから広げていきます。5つのすべてのイメージを英語、中国語、韓国語でダウンロードできます。
イメージのサイズが大きく、Multicoinのウェブサイトやメールボックス内で読むのは難しいかもしれません。イメージは以下に含まれていますが、理解するにはダウンロードして、専用のイメージビューアで開いてもらう必要があるかもしれません。イメージには参照用にv2.1、v2.2、v2.3、v2.4、およびv2.1ボーナスというラベルが付いています。
この記事の以下の部分は、次のように構成されています:エコシステム全体に観察しうるテーマについて、観察したこと、そしてそれについての意見を述べます。そして、そうした見てきたことが我々のポートフォリオの構成にどのように反映されるかについて説明します。そして、4+1の各イメージごとにまとめて結論付けます。
観察#1:異種混合、断片化、不確実性
2018年版と2019年版の最も大きな違いは、2018年度版ではWeb3スタックの異種混合性について、うまく説明できなかったことです。2018年7月に2018年版を公開した時、Ethereum以外に実行しうるスマートコントラクトチェーンは存在しませんでした。今日、Ethereum、EOS、Tezos、Cosmosの周辺で成長しているエコシステムがあり、Kadena、Polkadot、Near、Solana、Dfinity、Tari、Codaのようなもうすぐ立ち上がる予定のチェーン周辺に形成されている小さなコミュニティが存在します。今年前半にEthereumからのアンバンドリング