MulticoinがThe Graphへの250万ドルのシードラウンドを発表できるのを喜ばしく思います。The GraphはWeb3スタックで最も重要なプロトコルの1つになると私たちは考えています。しかしそのビジョンについて話す前に、少し歴史の話をさせてください。
Yanivが最初に私に連絡をくれたのは、2018年2月のことでした。Twitterのダイレクトメッセージ（DM）で突然連絡をくれました。まさにこのために私はDMをオープンにしているのです。
2018年2月、はじめてYanivとThe Graphとコンタクトした際、Yanivは、簡潔にまとめられた7ページの資料を送ってくれました。この資料では、The Graphが解決しようとしている主となる技術的な問題、つまり、ブロックチェーンからのデータクエリが困難であり、中央集権型のレイヤーを再導入することになるという問題が雄弁に語られており、The Graphがこの問題をどのように解決したかが説明されていました。
はじめての電話の際、Yanivは2、3のデモを見せてくれました。これには、The GraphがGraphQLのサブスクリプション（基本的にはEthereumブロックチェーン上のpub/sub）を介して、別のコンピューター上のMetamaskを介してEthereumチェーンにトランザクションを送信した後、ライブアップデートをブラウザーに導入したという、説得力のあるデモが含まれていました。私はすぐにこの優雅さとスピードに感動しました 。Yanivがそのデモを進めるにつれ、Web3スタック上に構築されるあらゆるアプリにとってThe Graphがいかに重要であるかがすぐに明確になりました。そしてすぐに私はサンフランシスコに飛び、Yanivと彼の共同創業者Brandonと直接会い、その直後にThe Graphのシードラウンドを行うことを約束しました。
それ以来、共同創業者であるYaniv、Brandon、JannisとThe Graphの残りのチームは集中して、世界クラスのオープンソースソフトウェアを構築して（もしGraph Dayに参加していたなら出荷も！）います。
はじめて会った後から1年間に、web3開発コミュニティにいるほぼ全員が、web3スタックのこのレイヤーがいかに重要であり、かつサービスの空白地帯であることを認識するに至りました。The Graphは、この市場のリーダーとして登場し、何十ものチームがこのサービスの非公開ベータ版を利用しています。
チーム
私はほぼ1年にわたりThe Graphのチームと働く機会を得ました。彼らは、非常に素晴らしいと言う以外ありません。
まず、彼らのコミュニケーションは素晴らしいものです。市場はコンセンサスアルゴリズムについて夢中になっている技術者であふれていますが、明確にコミュニケーションを行う能力の価値について誇張しすぎることはありません。このことはYanivが最初に送ってきた資料からも明らかです。そして、技術的、非技術的なあらゆ るThe Graphのコミュニケーションで発揮され続けています。
彼らは素晴らしい仕事を実行してきています：製品の構築、人の採用、コミュニティの構築と関わりなどです。エンジニア、特に暗号分野のエンジニアは、スケジュールを予測するのが恐ろしく苦手です。はじめて電話で話したとき、Yanivは、限定ベータ版のサービスを夏中にリリースすると言いました。そして彼らは実際にそうしたのです。彼らが先ごろ主催したGraph Dayについても紹介したいと思います。コミュニティレセプションに関しては、昨年最高の技術イベントの1つでした。
最後にお話しておきたいことは、彼らは恐ろしく謙虚で、web3と彼らが作り上げているもの力を本当に信じています。そして、耐久性のあるものを作ることに注力しているのです。
Web3スタックの問題に対する取り組み
Web3スタックのどこに価値が生じるかについて多くの時間を費やして考えてきました。そして、クエリレイヤーが価値の多くを得るという結論に至りました。
例外なく、Ethereum上に構築をしているすべてのチームが、Etherscanのような中央集権型アプリもAugurのような分散型アプリも双方が、同じ問題を抱えています。Ethereumブロックチェーンからデータをクエリする必要があるという問題です。今日まで、あらゆる人が場当たり的な、脆弱な、私有の中央集権型インデックスサーバーを構築することでこの問題を解決してきました。
すべての。
あらゆる。
ひとが 。
しかし、開発者はなぜ、GethやParityなどのEhteruemクライアントに直接クエリできないのでしょうか。これは可能です。しかしGethもParityも堅牢なインデックス機能を提供していませんし、大規模にクエリをサポートするような拡大方法も提供していません。このように、今日までEthereum上に構築してきたすべてのチームは、私有の中央集権型の脆弱なインデックス機能を構築してきたのです。
The Graphは、GraphQLエンドポイントを介して自律分散型、非常に豊富な、パーミッションレスネットワークを使用してEthereumとIPFSの両方を（そして今後他のデータソースも）開発者に開示することでこの問題を解決します。なぜ、GraphQLなのか？これが大変優雅なクエリインターフェースを提供しているからです。このため多くのweb2企業がRESTからGraphQLに乗り換えています。そして、素晴らしく柔軟であるためです。Ethereum、IPFS、その他のチェーン間に保存されているデータの広がりを考慮すると、このレベルの柔軟性は必須です。
それでは、この問題はどれほど大きなものなのでしょうか？Ethereumネットワークがログしている取引は、毎日100万未満ですが、開発者は、中央集権化された鍵：価値確認サービス（Infraは、インデックスもクエリサービスも提供していません）であるInfuraに毎日100億回以上クエリを出しています。web3の採用が増え、消費者がweb3で毎日何百万回、そして今後何十億回の取引を行うと、The Graphの利用は指数関数的に増加するでしょう。
自律分散型ネットワークの一部として、なぜ誰もがGraphノードを自主的にホストすることになるのでしょうか？シンプルな答え：代金が支払われるからです。The Graphは、開発者がThe Graphにインデックスしてほしいデータをパラメータ化できるようにする他のいくつかのメカニズムの中からワークトークンモデルを採用します。
世界クラスのクエリレイヤーを構築する
The Graphチームは最近Graph Dayを主宰し、今後数週間以内に彼らのサービスのバージョン1.0をリリースする予定です。今年後半、彼らは自律分散型ネットワークを立ち上げ、開発者が自分たちのアプリケーション用に適切なトラストモデルを選ぶことができるようにします。
The Graphを支えることができ最高に興奮しています。開発者がその上に構築する素晴らしいアプリケーションすべてを見るのを楽しみにしています。
The Graphが解決に取り組んでいる問題は、WEB3の将来にとって巨大で、基盤をなすものです。この実現をサポートしたいと思われる方は、The Graphが採用中です。
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